東京都議会議員 北区選出の戦闘力比較

2017年の都議選に向けて、定数が4→3に削減された北区選出都議の戦闘力を比較しながら政治を勉強するブログ。

なぜ2増2減になったのか。①

これまで経緯から、6増6減の方法はあったけれど2増2減にしたよ、というのはわかりました。
なんでそうなったの?と考えてみます。材料は自民党の条例提案内容です。
http://www.togikai-jimin.jimusho.jp
定例会の28年6月15日、高木けいさん。の資料より。

以下、「」つきは引用です。

私の読解力が試されている!と思って読んでみました。
選挙区の区分については納得、総数は減らさないというのもまあ納得。
問題はやはり定数ですね。

 

「近年の人口移動の変化等を考慮し、激変を避け」とありました。

「近年の人口移動の変化等を考慮」ということは、住民が急増している区とか急減している区があるし、ちょっと未来予測も必要とのことでしょう。確かにそうです。
「激変を避け」、つまり、一度定数を変えてしまったら元に戻すのは難しい、ということが理由だと推測できます。
確かに議員数をちょこちょこ変えるためには、そのたびに条例を変える必要もあり、安定的な議会運営ができないことも予想されます。
(いや、都議会議員の任期は4年なので、そのたびごとなら変えてもいいし変えられるんじゃないの、という人もいるかもしれません。
激変というけど、激しくはないよ、と。実際に変えるのは議員さんなんで難しいんでしょう。)

ということは、人数が多いよーと言われた6区のうち、今回定数が削減された「中野区・北区」は今後も住民数が増えることは考えられず、削減しても問題なし。
削減されなかった「大田区・杉並区・新宿区・墨田区」は、住民数が今後増えることが予想されるから、議員数は削減せずに住民数が増えることで格差が解消できそうだ!今削減してしまって住民が増えたら議員数を増やすのはまた難しいので、今は削減せずにおこう。

逆に人数が少ないよーと言われた6区のうち、増やす「町田・北多摩」は住民がこの後も増えていくことが予想されるから議員を増やそう。
でも増やさない「世田谷区・練馬区江戸川区江東区」は、これから住民は減少傾向にあるので、議員数は増員せずに、住民が減ることで格差解消できそうだ!今増員してしまって住民数が減ったら議員数を減らすのは難しいので増員せずにおこう。

 

こういうことか!
さすがです。課題と対策を点と線で考えているんですね。

じゃあ、次は住民数の推移を見ればいいみたいです。
各区のHPに住民数の推移があると思うので比較してみます。